髪の毛はなぜ伸びる? その仕組みと構造をわかりやすく解説します!
女性はもちろんのこと男性にとっても、ヘアスタイルを楽しむために欠かせないパーツといえば髪の毛!ですよね。
でもその髪の毛の構造や伸びる仕組みは、一般的には知られていないものです。
今回は、美しい髪を維持するためにも知っておきたい髪の毛に関する基礎知識を解説したいと思います。
髪の毛は3つの組織で成り立っています
髪の毛の中心部分にはメデュラといわれる層があり、メデュラを覆うようにコルテックスが、そのコルテックスを保護するようにキューティクルが存在します。
・メデュラ
やわらかなタンパク質で形成されるメデュラはとてもデリケートな組織で、ドライヤーの熱やカラーリングなどにより空洞化しやすいという特性があります。
空洞化が進行すると、ハリやコシがなくなりうねりやすくなってしまいます。
・コルテックス
コルテックスはメデュラよりもかたく丈夫な組織で、髪の毛の85?90%を占めています。
人の髪の毛の太さはコルテックスを形成するタンパク質や水分量に左右され、髪の色はメラニンの量や種類によって決まるのです。
・キューティクル
うろこ状のかたいタンパク質が主成分となるキューティクルは、髪の毛の内部組織を保護する役割をもちます。
また、髪の毛の艶はキューティクルの表面にあるMEAによって保たれていますが、1回のヘアカラーで80%が失われるといわれています。
髪の毛はこうやって伸びるのです
髪の毛の根本には毛球があり、毛球の中には毛乳頭と毛母細胞があります。
毛乳頭が栄養となる血液を毛細血管から吸い上げ、毛母細胞に送り込まれます。 そして栄養を供給された毛母細胞は、細胞分裂を繰り返しながら髪の毛を成長させていきます。
血行促進こそ髪の毛の健康に欠かせません!
髪の毛が伸びる過程において、毛細血管から吸収される栄養が大きく影響しているということは、血行促進がキーポイントなのですね!
もちろん日ごろのヘアケアも大切ではありますが、頭皮の血行促進を心がけることで健康で美しい髪の毛が生まれやすくなるのです。
最後に
髪の毛が伸びる仕組みや構造はなんとなくはわかっていても、じつは今回初めて知ったというお客さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
髪の毛の丈夫さや痛みの度合いはそれぞれの生活環境により異なりますが、やはり外的刺激には弱いことがわかりますよね。
私たちの永遠のテーマでもある『美しい髪の毛』を保つためにも、今回のお話しした内容を参考にしてもらえるとうれしいです♪